プロシージャル歩行モーション ~あのバズったツイートの裏側を限定公開!~
(hirai_cgw_data.zip / 41MB)
About
※本動画は過去に開催された「CGWORLD +ONE Knowledge」のアーカイブ動画です
Twitterに投稿した『プロシージャル歩行モーション』、およびそれを利用した別の投稿『大根の群衆』という2つの映像作品のメイキングをご紹介します。
これらはあくまでも私が自分でゼロから考えて制作したものであり、モーションを制作する一般的なプロセスとはかけ離れた突飛なものですが、裏を返せばその型破りのアプローチは視聴者の方々のリグやモーション制作に対する考え方に革命を起こす引き金になるでしょう。
また、後半にはHoudiniの最新バージョンである18.5で新たに追加された"KineFX"という機能群を活用してモーションをキャラクタにアサインしたり編集したりしていきます。
これはまさに今回の歩行モーションにうってつけの機能群であり、この講義でご紹介できるのはそのわずか一部ですが、組み合わせや活用の仕方は無限大と言えるでしょう。
プロシージャル歩行モーション
https://twitter.com/hiraitoyokazu/status/1090898175634751488
【参加特典】デモンストレーションで使用するHoudiniのシーンファイルをプレゼント!
※本講座は2021/04/18に開催された講座のアーカイブ動画です。使用しているソフトウェア等は最新版とは異なる場合がございます。
【カリキュラム】
■プロシージャル歩行モーションのメイキング
正弦波、ピタゴラスの定理、内積や外積などの基礎的な数式のみを使って、人間の歩行モーションを制作していきます。使用ソフトウェアはHoudiniですが、動きを作るにあたって使用するのは基本的にAttribute Wrangle SOPのみで、単純な数式を組み合わせたエクスプレッションをいくつか書くというだけなので、ここで習得したノウハウは他のDCCツールや映像編集ツールなどにも役立つかもしれません。
■大根の群衆のメイキング
作成した歩行モーションを大根のジオメトリにアサインし、互いに干渉しないようにランダムな方向に歩きながら、かつ動画自体がループできるようなセットアップをします。 1種類ずつモデリングやUV展開をしてリグを組むというわけではなく、システマティックに量産することで如何に低い工数で映像を制作できるかがお分かりになると思います。
■Kine FX を使用したリグのアサインと編集
先ほど制作したモーションを別の読み込んだキャラクタにアサインします。Houdini の最新バージョンである 18.5 で新たに追加されたリグシステムである"KineFX"を使用することで、更に作成した動きを活かして様々な効果を生み出すことができます。
【対象者】
Houdini ユーザー、TA,TD、リガー、CGアニメーター、CGパースデザイナー
Profile
平井 豊和
FXTD
東京都北区出身。法政大学情報科学部を卒業後、中国に滞在しながら立体映像の技術者として従事。
帰国後はCG業界で映像制作やツール製作などを主とする業務や、専門学校での講師、各セミナーでの講演、書籍の執筆をするなど多方面で活躍。
その後は再び活動の場を海外に移し、2019年からはオーストラリア、2021年からはカナダのスタジオで映画のVFXのエフェクトアーティストとして活躍中。
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